遠視への効果
オルソケラトロジーで遠視を矯正することも可能ですが、結論から言えば遠視の矯正手段としてオルソケラトロジーを使用している患者さんはあまりいません。
その理由として、近視の矯正に比べて遠視の矯正が技術的にはるかに困難であることが挙げられます。
オルソケラトロジーはレンズによって角膜の形を変えて視力の矯正を目指すものです。近視の場合はレンズの中央をフラット化(平ら)することで角膜の屈折率を正常なものにしてゆきますが、遠視の場合はスティープ化(丸み)させて屈折率の改善を目指さなければなりません。
角膜はフラット化するよりもスティープ化させる方が難しく、あまり大きくスティープ化させてしまうとレンズと角膜の間に空気が入り込んでしまうといった問題点もあります。
結果として遠視の屈折率を減少させることのできる範囲は小さなものとなってしまい、患者にとってあまり効果を実感することはできません。
ただし、オルソケラトロジーでの遠視矯正の例は少数ながらありますので、もしオルソケラトロジーで遠視を矯正したい場合は治療の効果にある程度の制約がかかってしまうことに留意して、遠視矯正にも知識の深い医師の方に相談してみましょう。
▽当サイトおすすめの近視矯正法
☆ご自身の近視を矯正したい人へ!
☆お子様の視力を回復させたい親御様はコチラ!
☆お子様の視力を回復させたい親御様はコチラ!